0:02 / 9:43 【公式サイトを用いて情報量で予約につなげる】レンタルスペース経営10年の経験を全公開

皆さんのレンタルスペースは公式サイトがありますか?
事業規模にもよると思いますが、公式ホームページを持っているオーナーさんはあまり多くないようです。

公式ホームページを持つほど時間もないし資金的な余裕がないよ!
費用対効果が期待できないよ。
そんな声が聞こえてきそうです。

でも、公式ホームページがあることで良い効果があることを理解したら考え方が少し変わるかもしれません。

今日のお話は弊社のWEB事業からみたレンタルスペース経営成功への道です。
公式ホームページを持つことで得られる利点を皆さんの経験談を交えて紹介したいと思います。

あらためて、今日のお題はこれ

 公式サイトを用いて情報量で予約につなげる

そんな、公式サイトで予約がバンバンとれたら苦労しないよ。
そう思っている声が聞こえてきます・・・

ではまず、お話の前に、

まずはユーザー心理と行動を理解しましょう。

ネット上での意思決定において「情報量」はとても重要なのです。
なぜユーザーが情報量を重要視するかというと、それは自分の意思決定が間違いではなかったことを証明したい。
そして自分の選択に対して「決め手になる情報が欲しい」。
そんな心理があります。

皆さんも経験あると思います。
ホテルや旅館の予約で気に入った施設が見つかったときに、そこで即決することは少ないですよね。

楽天やじゃらん、その他も見に行ったり、比較サイトに行ってみたり、いろいろと情報収集をしますよね。

そのなかで、必ず公式サイトに一度はたどり着いていませんか?
だって、「公式」なんですから間違いない情報が載っているわけです。
客室の情報だけでなく関連する情報も一通り見ておきたいですよね。

もしかしたら公式サイトで予約したら「アパ直なら最安値!」だったり、他のサイトで探したら内容が良いプランで販売されていたとか。

自分の選択にがっかりしたくないのです。

これと同じです。

もう少し視点を変えてみましょう。
スペースマーケットさんなどいわゆる「モール」と言われるショッピングエリアは掲載できる情報に限界があります。
どういうことか?
モール型のサイトはユーザーが「比較しやすいよう」に設計しており掲載内容の形式がある程度決められているのです。

モール型のサイト上ではユーザーにとって比較はしやすいけど、意思決定をする情報が足りないことも事実なんです。
なので、ユーザーはさらなる情報を探しに検索の旅に出かけるわけです。

どうでしょうか?
皆さんも一ユーザーとしての経験があるはずですので、ネットでの購買行動が腑に落ちたと思います。

そして
ここからが今日の本題

スペースマーケットさんやその他の検索サイトで情報を収集したユーザーはそのなかで候補を絞ります。
多くの場合2択か3択まで絞ります。

そしておそらく弊社のWEB屋の経験では全体の50%程度はモール型サイト離脱して検索の旅に出かけます。

ここで先ほどのお話繰り返しになりますが多くのユーザーは御社の公式ホームページにたどり着きます。

そこで、皆さんは公式サイトでできるだけ多くの情報をユーザーに提供してください。
公式サイトは誰にも制限されない自由な表現エリアです。

ユーザーが購買行動に達するに有り余る情報量と決め手になる情報を公式サイトで提供するのです。

ここで提供する情報としてはモール型サイトには載っていることも含めて
基本情報はもちろん、大量の写真や動画、弊社の場合は360度VRも提供し、FAQ、スタッフブログや新着情報、ユーザーレビュー、コンビニやコインパーキングなど周辺環境さらには運営会社情報まで、ユーザーにお腹いっぱい情報を食べさせてあげてください。

この情報量は当然ですが競合他社の公式サイトよりも優っていることが重要です。

それでもさらに検索の旅に出かけるユーザーもいますが、ですがそこは安心してください。
お腹いっぱい情報を得たユーザーは必ず戻ってきます。
逆に情報が得られなかったユーザーは離脱後戻ってきません。

ここで再度皆さんのネットでの購買経験にもう一度戻ってみましょう。

例えば、ホテルや旅館などの予約をしたときに楽天とかじゃらんとかいろいろ見てきて最後にここにしようと決めた要因ってなんでしたか?

思い返してみましょう。

基本情報だけでなく写真やプラン詳細、口コミやなどの情報量が多かったホテルや旅館だったのではありませんか?
必ずしも公式サイトで予約ではなかったかもしれませんが、いろいろ検索の旅から帰ってきて情報を頭のなかでまとめることができたホテルや旅館だったと思います。

そのなかで、さらに何か「決め手」になる情報がありませんでしたか?
もしかしたらオーシャンビュー確約とか、お料理のなかに鯛のおつくりがあったとか、お部屋に露天風呂がついているとか・・・
まさに「決め手になる情報」があったはずです。

逆にその選考から落ちてしまったホテルや旅館。
それは満足いく情報量が得られなかったことや決め手になる情報が無かったからではありませんか?
つまりユーザーは情報が得られなかったイコール、実際にはあっても「ない」と判断します。

皆さんの経験でこれまで同じ様なことはありませんでしたか?

ユーザーが「決め手になる情報」とするものはどこがポイントなのかは千差万別。
例えば施設だけでなく、モール型サイトには載せられないスタッフのサービスに対する考えが決め手になるかもしれませんし、新着情報で得た情報が決め手になるか、どこがポイントになるかわかりません。
あらゆる方向で情報の網を張ることができるのも公式サイトの強みでもあります。

そして、皆さんの公式サイトに対する考えをいったんリセットいただきたいです。
「予約を獲得しよう」とするので話が難しくなってしまうのです。
SEOで上位表示、WEB広告、予約システム構築などなど・・・それは非常に難易度が高いものになります。

一度忘れてください。

そうではなく、公式ホームページは誰にも邪魔されない自由な表現の場所ですので、ここでユーザーに満足感を得られる「大量の情報を提供する場所」「決め手になる情報を提供する場所」であると考えてみてください。
そうすると今まで放置していた御社の公式ホームページのあり方が変わってくると思います。

そして、この考え方のリセットが必ず結果にとして帰ってくると思います。

はい
今日のお話いかがでしたでしょうか?

そして今日のまとめ

レンタルスペース経営成功の鍵は公式サイト活用。
公式サイトは自由に表現できる場所。これを最大限生かして大量の情報提供で予約に結びつける。
ユーザーは情報量を求め公式サイトにたどり着きます。
予約受注を狙うよりもユーザーに情報の満足感や決め手になる情報を提供する場として公式サイトを捉えるべきです。

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